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夢を実現する「自由」とは?

エンゲージメント時代と叫ばれる中、社員の夢をどう応援していくかという難問に頭を抱えている企業は少なくありません。今回は、創業20周年を迎えた株式会社アイディーエス中野貴志社長をアイデアの城へ招いてドリーム企業のパイオニアであるジー・ブーン株式会社CEO後藤稔行がインタビューを行った。IDS(株式会社アイディーエス)は、独立系システムインテグレーターとして、 お客さまのビジネスを加速させるためのITサービスを20年来継続している老舗IT企業であり、直近ではベトナムホーチミン市に子会社を設立し、ラボ型のオフショア開発サービスにて更なるグローバル企業へと進化を遂げている。そんな慎重且つダイナミックに成功している中野社長の夢美学を覗き見てみよう。


profile

株式会社アイディーエス

代表取締役社長 中野 貴志(なかの たかし)
1971年生 大阪府出身
職業訓練法人ヒューマンアカデミー人工知能学科卒業。
株式会社アイネス入社 米国にてソフトウェア開発を従事。
1998年株式会社アイディーエス入社。携帯電話端末認証サーバ「MITS」を開発し「中小企業優秀新技術新製品賞」等々受賞。
2003年10月取締役。2006年7月取締役副社長。2007年5月より現職。

ジー・ブーン株式会社

代表取締役 後藤稔行
1968年東京都生まれ。社員の「夢を叶えるパワー」をビジネスに活かすドリーム企業の創設者。大学卒業後、空間プロデュース業界にて独自の視点でファーストインパクト理論を開発し、多くの売り場を演出、成功へと導く。その後、インターネットの普及と共にIT企業へ転職。そして2006年7月7日、ドリーム企業という新経営モデルの開発を旗印に、ジー・ブーン株式会社を起業。代表的な作品として、「ドリームマネージメント」「社員の夢を応援するオフィス」「情シスサービス4.0」「アイデアの城」「夢日」「姫と侍」「動画スタジオ会議室」など、ユニークなビジネスモデルが脚光を浴びている。


 IT企業の社長からトレジャーハンターになる?

後藤:単刀直入に中野社長の夢から聞いていいですか?

中野氏:僕の夢は色々とあるのですが、必ず叶える夢というか自分への約束が2つあります。1つ目は、やはり会社の夢ですね。3年間で社員数200名、売上高30億そしてIPOを成す。もう1つが自分の夢になるのですが、トレジャーハンターのようにカリブ海で金貨を探したり、エジプトで古跡に触れたりすることです。

後藤:それは、面白い夢ですね(笑)会社の夢は、今風な成長型で予測できたのですが中野社長の個人的な夢は、とてもロマンティックで予想外でした。何か理由があるのですか?

中野氏:いやいや、深い理由はありませんよ。ただ単に歴史的な古い物に触れ合うとワクワクが止まらなくなってしまいまして満たされるんですね。それを自分で発見できたり、発掘できたら、そのワクワクは何倍にもなるような気がして心が痺れてしまいます。

後藤:まさに、少年の心を持ったIT企業の社長って感じがします。キラキラ感が凄く伝わってきます。そういうキラキラ感が、人を引きつけ経営も上手く回せているんでしょうね。少し古い映画になりますが、インディ―ジョーンズのような感じですか。まさにスリルとアドベンチャー満載な夢です。

モチベーションの根源は、悔しさから・・・

中野氏:この2つは、私が良い見本となって必ず実現しようと思っています。僕は常々、リーダーシップとはかっこよく見本を示せることが何を差し置いても1番大切だと考えています。実際は、泥臭く地味なアクションの繰り返しなんですが・・・しかし、こういった努力をどれだけ継続できるか、これが夢を叶える人と叶えない人の違いかなとも思っています。

後藤:なるほど、このコメントから中野社長の社長観も伺えますね。リーダーシップ像もシンプルで分かり易い。僕も、その通りだと考えています。見本を示すということは、新しい道を自分で定め、分かり易くイメージしたものを社員へ宣言し、実直に継続していく。言うが易くで、これを継続するのは強き信念が必要になってきます。

中野氏:はい、後藤さんのおっしゃる通りです。僕は社長になってから沢山の悔しい思いをしてきました。この悔しい思いを2度としたくない、そして愛する社員にも出来るだけ悔しい思いをさせたくない。もしかしたら、これが1番のモチベーションの根源であり、僕の本当の夢かもしれませんね。

社員にも夢を叶える自由を提供したい

後藤:さきほど、御社の社員さんにもアイデアの城の見学に来て頂いたのですが、みなさん、笑顔が輝いていました。中野社長の考え方、行動力、人柄、そしてかっこいい夢が、社員さんの心を魅了されているんだろなあと感じました。もし、よろしければ、社員さんに対して、どんな夢の応援をしているのか、お聞きしても宜しいですか?

中野氏:社員にも夢を叶える自由を提供したいと考えています。僕が夢を追いかけられるのもビジネスというフィールドでチカラを身に着けたからできることだと考えています。夢を叶えるためには必ず強さが求められてきます。ビジネス力、人間性、特にこの2つは上げていかなければなりません。なので、様々な成長する仕掛けを制度化させております。

心を動かす感情型の制度が必要

中野氏:まず、書籍に関しては年間オールフリーです。つまり、勉強のために本はいくら買ってOKです。頑張って資格をとれば手当を18ヶ月間支給します。ビジネス力も同時につけて欲しいのでオフサイトビジネスセミナーも受け放題にしております。目標管理、つまり夢の設計については5年後のなりたい自分をイメージさせ、そこから逆算方式で半年分の目標を定めます。あとは、前述した環境を使いながら達成していくのみですね。

後藤:かなり、手厚いケアをされているようですが、それでも自分に勝てない社員さんも多いのでないでしょうか?どんなに有利な環境があっても、最後は自分次第ですから。

中野社長:そうなんです。人間の脳はサボるようにできているので、ほっとけばシステムは機能しません。そのため、心を動かす感情型の制度も必要になってきます。弊社の場合、居酒屋と提携をして無料で使えるようにしています。心が疲れたときは、この場所で仲間と語り合い、結果を出したときはみんなで喜び、ときには朝まで夢を語り合ったり、社員同士が仲良くなることでチームワークを良くしています。これが、心の踏ん張り力につながっています。

社員には、なるべく有利な武器を持たせてあげたい

後藤:面白い制度ですね。昔から、馴染みの店って心が落ち着きますよね。自分の帰る場所みたいな感じもしますし、少し優越感も感じたりして・・・この環境が社員さんの心の栄養になっているんでしょうね。しかし、沢山の取り組みをされておるようなので費用もお高いんじゃないですか?

中野社長:はい、具体的な数字は言えませんが、何千万円程度は軽くかかっています。月並みな表現になってしまいますが会社のプレイヤーは社員です。なるべく有利な武器を持たせてあげたい。その一心ですね。でも、社員が強くなることが会社の発展にも繋がりますし、僕が1番叶えたい社員の幸せにも繋がるので間違ってないと信じていますよ。

後藤:僕も中野社長がおっしゃっていたように、経営の意思や想い、制度をちゃんと体感できることが必要なんじゃないかと思っています。こういった職場環境が、これからの企業格差になっていくと感じています。ネットからの情報や書籍情報もいいですが、それだけでは本当のやる気は出てきません。肌で感じられることが、一番体感値が高いと考えています。1つ1つ想いやストーリーを持つことが大切だと思います。職場は働く場所ではありますが、自宅よりも長い時間を過ごす生きる場所であり暮らしの一部ですから、中野社長の話には、働き方以上の価値があると感じました。本日は、ありがとうございました。

(END)

 


仕事は仕事、プライベートはプライベートといった仕事観時代は必ず終焉を迎えます。ただその根底に、これまで会社が培ってきたストーリーや経営陣の意思・想いがあり、社員が誇りを持って働けることが大切なのだと思いました。今後もグローバルIT企業として先導していくIDSから目が離せません。
https://www.ids.co.jp/index.html


岩上 志穂

SHIHO IWAKAMI

DREAMMAN MAGAZINEライター。一生に1度は体験したい会議室「アイデアの城」創業メンバーの1人。学生時代から人の世界観を形作る「メンタルモデル」に興味を持ち、「学習する組織」や「U理論」を学ぶ。趣味は、バックパッカーで世界中をふらふらすること。愛読書は、あだち充さんの「みゆき」。青春っていいですよね♡

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