top baner

vol.10『ドリームマンリーダー紹介(セバスチャン・さくら)』

高校時の遠征で経験した海外ホテルの非日常的な空間に憧れホテルマンへ。ジー・ブーンで今まで行ってきたことが点から線になったセバスチャン・さくら。

 

-自己紹介をお願いします。

 
本名は桜井祐太といいます。ニックネームはセバスチャン・さくらです。経営戦略実行部に所属し、主に経理を担当していますが、人事や総務関連も行っています。またタイの新規事業部の責任者も兼務しています。海外事業のメインは代表の後藤ですが、そこはやはり1人では難しいので、新規事業の責任者として、また経営戦略実行部としてタイでの資金調達や管理なども行っています。

-ドリームマンリーダーとして、現在担当している事業説明をしていただけますか?

 

僕が担当しているタイ事業のフォトスタジオ「姫と侍」は、もともとバンコクのインターコンチネンタルホテル内にあったんですけど、知名度が上がりスペースが手狭になったことから、バンコクの高級住宅街であるChong Nonsiに移転し、スーパーフォトスタジオとして3月1日にリニューアルしました。今回のリニューアルでは、顧客ニーズに合わせて従来の花魁や侍の他に、狐の嫁入り衣装や雪女などスタンダードではないが写真映えする新コンテンツ、それから、着物や白無垢などのオーソドックスな和装などバリエーションを増やしました。
衣装が花魁だけだとセクシーすぎるので、顧客がどうしても偏ってしまいます。そうではなく純日本式の和装ウエディング姿で写真を撮りたいカップルや、子供用の袴や着物も用意し、ファミリーで和の世界を楽しんでもらえるようにしました。特にファミリー層にとっては、子供に何を着せてあげようか選ぶ楽しみもあるようで人気ですね。その他、ブースも将軍の間や富士山や桜をバックにしたものなど5つのブースを設け、様々なシチュエーションで撮影を楽しめるようにしました。

-セバスさんの夢を教えてください。

 
夢は、タイに日本の素晴らしさをもっと広めたいと思っています。実は僕の最初の就職先はタイのプーケット島のリゾートホテルだったんです。なので、タイ人の性格や考え方などは肌感覚で知っていますし、英語はできるので他の社員よりも1歩踏み込んで事業に携わっています。

タイの事業で、近いうちに実現を考えているのは「姫と侍」の「体験型フォトスタジオ構想」です。当社の「姫と侍」のメイクと着付けはクオリティが高いので、体験者は自分が女優か俳優か、はたまた「今日は自分のための日か」といった特別感を持ちます。その衣装を着てそのままレストランや施設内、またはスタジオで撮影するという構想ですが、その中で現在、レストランのメニューを考案しています。日本では一時的に新型コロナの影響を受けていますが、今やタイでは日本の飲食業界のチェーン店も多数出店していますし、タイのインバウンド客は増えており、日本食に対しての目や舌も肥えてきていると感じます。その中でどういうものが人気が出そうかリサーチ中です。
より大きな目標でとらえると、トラベル事業を構想しています。これは日本人をターゲットとしたパッケージツアーです。例えば1日に1組しか宿泊ができないホテルと提携し、日本からの予約客がタイに到着後、ホテルにチェックインをし、その後は撮影や旅行を楽しんでいただき、帰国をするといった特別感のある内容を考えています。

-会社は、どんな夢の応援をしてくれていますか?

 
僕の場合は、逆にやりたいことを好きにやらせてもらえているほうだと思います。会社の経営戦略実行部の業務もそうですし、料理も好きなので、レストラン事業も実際行っています。




どちらかというと、今まで点だった僕の職歴がここジー・ブーンで線になった感じです。僕がなぜホテルマンを選んだのかといいますと、高校時代にマーチングバンドでオーストラリアに遠征した経験がその発端です。海外ホテルの持つ非日常的で豪華な空間、そのファシリティ、そしてそこで働いているホテルマンのかっこ良さ。そこからホテル業界に興味を持ちました。僕が目指したのはワールドワイドで展開している最上級ホテルや、一流ホテルクラスです。非日常で豪華な空間で過ごすことが出来るのは富裕層ですよね。その非日常的な空間で働いてみたかったんです。そして、最高クラスのサービスやマナーを身に着けたら、人と接するうえで必要としている要素が全てカバー出来ると考えたんです。しかし、実家の事情で故郷に戻らなければいけなくなり、地元の専門学校で事務職として働きました。7年ほど経ち、僕が故郷にいなくても大丈夫になったので、縁ありジー・ブーンに転職しました。そのきっかけも事務職募集という項目の中、事業内容の中にタイ事業があり、本社のオフィスが紹介されていたんですよね。興味を持ち、書類を送りました。そしてジー・ブーンで、自分のホテルマンとしての業務、事務職としての業務、そしてタイでの業務と、今まで点だったのが線になった感じですね。今思えば、この会社とは出会うべくして出会ったのかなと思います。

-部下達に、どうドリーム企業を教えていますか?また、サポートしていますか?

 
去年、新しく3名を経営戦略実行部で採用しました。まず、ドリーム企業とは何ぞやというところもありますが、そこは本業である総務・経理・人事等の担当業務をしっかりこなしたうえで、ということになります。経営戦略実行部と名称が変更したのは2年前で、その前は管理部という名称でした。管理部門は、会社運営の「潤滑油」と例えられるように、企業経営・事業拡大を支える重要なセクションです。そのどれもが会社組織全体に関わる役割を担っているため、一人ひとりがその自覚を持って業務を行うような体制作りをしています。それと並行して、それぞれが当社のドリームデザインセミナーを受講しているので、自分の夢に必要なものを明確化し、業務として必要であればそのことにも着手していくようにしています。

-将来、ジー・ブーンをどんな企業にしていきたいですか?

 
当社の社員の大多数はITエンジニアなので、出向という形で取引先で業務を行っています。そうすると社外で仕事をしているため、どうしても会社色が薄くなるというか、帰属意識が弱くなります。なので、今後はITエンジニアがタイ事業、貸し会議室事業、レストラン事業など、当社で展開している事業に興味を持ち、キャリアチェンジといいますか、今までと違う職業の選択ができるとか、異動が可能という制度があったら魅力的だと思うんですよね。日本の企業だといきなり海外で働くとなるとハードルが高いですが、当社だとそれが可能になるなど、そういう基盤を固めてあげたいですね。

-こんな世の中ですので、悩んでいる社会人、迷われているビジネスマンも多くいると思います。その人達が元気に夢に向かって頑張れるようなアドバイスを頂けますか?

 
僕が接客業をやってきたからかもしれませんが、何においても「人を好きになる」から始めます。人とのコミュニケーションが苦手な人はいますし、どうしても好きになれないという人もいると思います。しかし、その中でも相手の良いところを探してみることをお勧めします。すると、仕事中は嫌な面しかなくても、それ以外で意外な一面を見たり、それがきっかけとなって仲良くなったとか、そういうケースって意外に多いと思うんです。
なので、まず好きになる努力をする。ホテルってクレームが超多いんですよ。でもクレームがきっかけで仲良くなれるお客様って結構いらっしゃるんです。これはホテルマンならではの感覚だと思いますが、好きな人なら頑張ってみようと思いますね。


取材を終えての感想
セバスチャン・さくらさんと話をしていて感じたのは、まず旧知の知人のような、垣根がなく話がしやすい雰囲気を(多分ご本人は気づかずとも)持っていらっしゃいます。そして、楽しそうに語る様子からも、仕事もきっと楽しんでいらっしゃるんだろうなと感じました。機転が利きホスピタリティ溢れるセバスチャン・さくらさん。セバスチャンというニックネームは、会社のことは何でも知っている執事のような存在になりたいと考えた結果、執事=セバスチャンとなったとのことです。話をしていて納得です。


NEW ARTICLES

公式SNS

ご相談やお見積もり、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ >